『若い読者に贈る美しい生物学講義』を読みました
この本は生物学の面白さを教えてくれ、生物学に興味を持たせてくれる内容になっています。
全部で19章あり、細かく見ていくと
第1章および第3章から第6章:生物とは何か
第2章:科学とはどんなものか
第7章から第12章:動物や植物について
第13章から第15章:生物に共通する性質
第16章から第19章:身近な話題について
という構成になっています。
生物学講義とありますが科学は生物学、化学、物理学、地学というように完全には分類することはできないため、時には生物学っぽくない話も併せて書かれています。
第10章あたりまでは生物の進化、生物はいかに多様であるのかや、その様々な生物がどのように生きているのか、どのような性質を持っているのかが説明されています。
第11章から第15章あたりでは我々人類についての話になります。直立2足歩行をするのは人類だけというのは驚きです。さらに、普段生活をしていてなかなか感じることは少ない生物の多様性から生物の進化の話になります。人類が人類を最も高等な動物と考えるのは改めるべきでしょう。
第16章からはもっと身近な話題になります。具体的には花粉症やがん、アルコール、iPS細胞です。iPS細胞のこれからの応用についてはまだまだ発展途上ですので非常に楽しみですね。
生物学の中でも進化という面について多く書かれていたように感じます。人類以外の生物の話も多く面白かったです。