医学生バーボンのブログ

医学部3年生が本の感想や趣味などについて書きます

『黒猫/モルグ街の殺人』を読みました

・黒猫 ・本能vs理性―黒い猫について ・アモンティリャードの樽 ・告げ口心臓 ・邪鬼 ・ウィリアム・ウィルソン ・早すぎた埋葬 ・モルグ街の殺人 これら八篇からなる短篇集です。 エドガー・アラン・ポーは計算された恐怖を創作する「理詰めの芸術派」と紹…

『旅のラゴス』を読みました

この本は三年ほど前に新潮文庫のフェアで買い、過去に一度読了しましたが今回もう一度読み直しました。私が読書を好きになるきっかけとなったのがこの作品だったので、また読みたくなりました。 ラゴスが長い時間をかけて旅し、それぞれの地で出会う人や出来…

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』を読みました

第1章 ガラスの靴の共犯者 第2章 甘い密室の崩壊 第3章 眠れる森の秘密たち 最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ の4つの章に分かれており、赤ずきんが旅をしながらそれぞれの地で事件を解決していくという構成になっています。つまり、赤ずきんが探偵のよう…

『若い読者に贈る美しい生物学講義』を読みました

この本は生物学の面白さを教えてくれ、生物学に興味を持たせてくれる内容になっています。 全部で19章あり、細かく見ていくと 第1章および第3章から第6章:生物とは何か 第2章:科学とはどんなものか 第7章から第12章:動物や植物について 第13章から第15章…

『海馬 脳は疲れない』を読みました

この本は池谷裕二さんと糸井重里さんの対談形式で書かれています。 そもそも海馬って? 海馬が記憶に関係する脳の部位だということは有名ですが、もっとちゃんと言うと海馬は入ってくる膨大な情報の中から必要な情報だけを選び抜いている、すなわち情報をふ…

『つむじまがりの神経科学講義』を読みました

脳の機能・働きについては興味があり本屋で面白そうだなと思ってこの本を購入しました。 神経科学という脳や神経のしくみを細胞・分子レベルで解明する学問について親しみやすい文章で解説されています。特に著者が研究していた「記憶」について詳細に記述さ…

『世界一やさしい株の教科書1年生』で株について知る

投資や株について知識が全くなかったので将来的に投資をする可能性は十分にあることから、初めにこの本を使って勉強しました。 テクニカル分析とファンダメンタル分析の2つを組み合わせながらの分析の方法、買いと売りに対する考え方、株に関わる用語の解説…

『アルジャーノンに花束を』を読みました

主人公はチャーリイ・ゴードン。 この小説はゴードンの経過報告という形で物語が進みます。 チャーリイは生まれつき発達障害がありましたが、人工的に知能を高める手術を受けることになります。この手術はネズミのアルジャーノンも先に受けており、知能の向…

『推し、燃ゆ』を読みました

今、大人気の本をついに読み終えました。 第164回芥川賞受賞作です。 内容 推しに自分の時間やお金、あらゆるものを捧げる主人公の話です。『推し、燃ゆ』というタイトル通り、推しがSNSで炎上することから物語が始まります。 推しという存在によって行動を…

『緋色の研究』を読みました

ホームズとワトスンの出会い、そしてある事件へのホームズの推理が描かれています。 ホームズに関係する本は初めて読みましたが やはりシャーロックホームズという男は探偵として優秀だということが分かりました。 そして私が驚いたのは事件の犯人の背景がす…

世界遺産検定を受けてきました

本日2021年3月14日、第43回世界遺産検定があり、 今回が初めての受験で、2級と3級を併願で受けました。 3級は世界遺産の基礎知識+日本の遺産+世界の遺産100個 2級は世界遺産の基礎知識+日本の遺産+世界の遺産300個 が範囲で2級の方は知らない遺産も多くなか…

『騎士団長殺し』を読みました

村上春樹さんの『騎士団長殺し』を読み終わったので感想を書いていこうと思います。 構成 文庫本では四冊に分かれています。 1. 第一部 顕れるイデア編 上 2. 第一部 顕れるイデア編 下 3. 第二部 遷ろうメタファー編 上 4. 第二部 遷ろうメタファー編 下 だ…

はじめまして

自己紹介 こんにちは。 現在、関西地方の医学部に通っているバーボンと申します。 私は公立の中高を卒業し、2年間の浪人生活を経て、大学に入学しました。今は大学の勉強、部活動、バイトなどをして日々過ごしています。 ブログを始めるきっかけ 本について…