医学生バーボンのブログ

医学部3年生が本の感想や趣味などについて書きます

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『黒猫/モルグ街の殺人』を読みました

・黒猫 ・本能vs理性―黒い猫について ・アモンティリャードの樽 ・告げ口心臓 ・邪鬼 ・ウィリアム・ウィルソン ・早すぎた埋葬 ・モルグ街の殺人 これら八篇からなる短篇集です。 エドガー・アラン・ポーは計算された恐怖を創作する「理詰めの芸術派」と紹…

『旅のラゴス』を読みました

この本は三年ほど前に新潮文庫のフェアで買い、過去に一度読了しましたが今回もう一度読み直しました。私が読書を好きになるきっかけとなったのがこの作品だったので、また読みたくなりました。 ラゴスが長い時間をかけて旅し、それぞれの地で出会う人や出来…

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』を読みました

第1章 ガラスの靴の共犯者 第2章 甘い密室の崩壊 第3章 眠れる森の秘密たち 最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ の4つの章に分かれており、赤ずきんが旅をしながらそれぞれの地で事件を解決していくという構成になっています。つまり、赤ずきんが探偵のよう…

『若い読者に贈る美しい生物学講義』を読みました

この本は生物学の面白さを教えてくれ、生物学に興味を持たせてくれる内容になっています。 全部で19章あり、細かく見ていくと 第1章および第3章から第6章:生物とは何か 第2章:科学とはどんなものか 第7章から第12章:動物や植物について 第13章から第15章…

『海馬 脳は疲れない』を読みました

この本は池谷裕二さんと糸井重里さんの対談形式で書かれています。 そもそも海馬って? 海馬が記憶に関係する脳の部位だということは有名ですが、もっとちゃんと言うと海馬は入ってくる膨大な情報の中から必要な情報だけを選び抜いている、すなわち情報をふ…

『つむじまがりの神経科学講義』を読みました

脳の機能・働きについては興味があり本屋で面白そうだなと思ってこの本を購入しました。 神経科学という脳や神経のしくみを細胞・分子レベルで解明する学問について親しみやすい文章で解説されています。特に著者が研究していた「記憶」について詳細に記述さ…

『世界一やさしい株の教科書1年生』で株について知る

投資や株について知識が全くなかったので将来的に投資をする可能性は十分にあることから、初めにこの本を使って勉強しました。 テクニカル分析とファンダメンタル分析の2つを組み合わせながらの分析の方法、買いと売りに対する考え方、株に関わる用語の解説…