医学生バーボンのブログ

医学部3年生が本の感想や趣味などについて書きます

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』を読みました

第1章 ガラスの靴の共犯者

第2章 甘い密室の崩壊

第3章 眠れる森の秘密たち

最終章 少女よ、野望のマッチを灯せ

の4つの章に分かれており、赤ずきんが旅をしながらそれぞれの地で事件を解決していくという構成になっています。つまり、赤ずきんが探偵のように推理をしていきます。

 

主人公の赤ずきんを童話からとっているのと同じように、それぞれの物語も童話が題材となっています。第1章はシンデレラ、第2章はヘンゼルとグレーテル、第3章は眠れる森の美女、最終章はマッチ売りの少女がもとになっていると思います。

 

童話をもとにしているだけあって、童話っぽく文章が短く切られていてテンポよく読むことができます。実際、私も読み始めたら止まらなくなりすぐに読み終わってしまいました。使われているトリックも童話だからこそできるものがあり、新鮮でとても面白かったです。

 

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