『騎士団長殺し』を読みました
村上春樹さんの『騎士団長殺し』を読み終わったので感想を書いていこうと思います。
構成
文庫本では四冊に分かれています。
1. 第一部 顕れるイデア編 上
2. 第一部 顕れるイデア編 下
3. 第二部 遷ろうメタファー編 上
4. 第二部 遷ろうメタファー編 下
だいたい一冊300ページぐらいです。
感想
四冊もあり、途中で読むのを中断していた時期もあったので読み切るのにかなり時間がかかりました。正直に言って第一部の内容はあまり覚えていません(笑)
村上春樹さんの作品を読んだのは今回が初めてで、読んだ感想としては全体的に読みやすく、どんどん続きが気になりました。そしてところどころにクラシックやウイスキーが出てきてなんだかオシャレだなあと感じました。
登場人物は比較的少なめに感じましたが、それぞれの人物について濃い背景があり、一人ひとり細かい描写があったと思います。現実味のあるストーリーの中で非現実的なことが起こるのですがその現実と非現実の混ざり方がすごくきれいで、どんどん物語に引き込まれました。個人的にファンタジー要素のある小説は好きなので非現実的なことが起こるとわくわくしていました。
小説の終わり方には賛否両論あるものだとは思いますが、私はこの作品の終わり方がけっこうすっきりしていて良かったと思います。これを機に他の村上春樹さんの作品を読んでみようと思います。
最後に、騎士団長という登場人物(読めばわかりますが正確には人物ではない)の話し方が風変わりでとても好きでした。
今後また何か読み終わったら感想を書いていこうと思います。